ICQのための専用ページ
NET-COMICには、管理人のよも猫のICQへメッセージを送るためのページがありました。ホームページでは、ICQを持っていない人も、その専用ページを利用できると案内していました。閲覧者が使うソフトの違いを、ウェブ上の窓口でつなごうとした仕組みです。
当時のページには、送り手と送る文章を記す欄があり、別のウィンドウとして閉じる操作もありました。通常のサイトの本文を読む画面とは用途が異なり、短い連絡のために開く場所だったことがわかります。ここではその慣行を文章で紹介し、番号、入力欄、連絡の手段は設けていません。
掲示板とは、届く範囲が違う
掲示板は、記事と返信を訪れた人が読める場所でした。サークルの活動を知らせたり、絵を中心にやり取りしたりするためには、同じ内容を複数の人が読めることに意味があります。対してICQの窓口は、管理人へ個別に文章を届けるための案内でした。
サイトに連絡の入口があることと、やり取りがすべて公開の掲示板になることは同じではありません。相手と用途に応じて窓口を分けていたことが、ページの構成から読み取れます。ただし、実際にどのような内容が送られたかについて、このページから知ることはできません。
よも猫という名前が見える運営
ホームページや新刊検索の案内には、管理人としてよも猫の名前がありました。新着情報では検索の改善やデータの追加を知らせ、カテゴリーサーチでは登録のルールを示していました。サイトに並ぶ機能は、自動で動く部分を持ちながら、人の判断と手入れにも支えられていたのです。
小さな窓口も、サイトの一部だった
新刊を探す画面やカテゴリーの目次は、ポータルの中心として目に入りやすい機能です。一方、連絡や使い方の説明は、その機能を運営するための脇のページでした。目立つ機能だけでなく、誰が何を担当し、どこに説明があるかを示すことも、サイトの構成に含まれていました。
カテゴリーサーチの登録ルールを読むと、登録後の変更や運営からのお知らせについての約束も見えてきます。掲示板の使い方には、読み手と書き手が迷わないための案内がありました。ICQの記録も、そうした運営を支える小さなページのひとつとして読めます。
