日付が先に見えるページ
携帯向けの新刊ページには「04月01日(月)」と表示されていました。その日の新刊漫画と、近日発刊予定の漫画を分けて案内する構成です。日付の表記には年が含まれていないため、ここでも年を補っていません。
この表示では、当日の新刊にも近日の予定にも、該当する本はありませんでした。これは、その画面で扱っていた情報の状態です。漫画全体について、その日に本が発売されなかったと結論づける表示ではありません。
同じデータを、携帯用に変換
ページは、NET-COMICで使っている新刊漫画情報を携帯用に変換したものと説明していました。情報を別に集めるというより、すでにあるデータを読む画面に合わせて整える仕組みです。
通常の新刊コミック検索には、タイトル、作家名、発刊日を手掛かりに探す入口がありました。携帯向けでは、条件をいくつも並べることより、本日の情報を先に示す構成になっています。データの内容と、見せる順番を分けて考える例といえます。
当日の新刊と近日の予定を分けることにも意味があります。いま確かめたいことと、少し先の予定は、同じ発売情報でも時間の位置が違います。短い表示の中でその区別を示すことで、読み手が何の時点について見ているのかを把握できるようにしていました。
掲載がないことと、存在しないこと
当時の注意書きには、すべての漫画を網羅しているわけではないとありました。これは通常の新刊検索にも共通する前提です。件数が多いことや、日付がはっきり表示されていることだけで、対象となる本がすべて含まれているとは限りません。
情報がないと表示されたとき、その理由は画面だけではわからない場合があります。掲載範囲に限りがあるという前提を忘れずに読むことが必要です。ここでは新しい発売予定を加えず、当時の携帯ページが示した範囲と注意を紹介しています。
必要なものへ、短く進む
i-mode総合メニューでは、本日の新刊漫画が入口の項目になっていました。総合メニューから日付の付いた情報へ進む、簡潔な道順です。通常のトップページからの使い方と比べると、携帯向けの入口で何を優先していたかが見えてきます。
探すための項目を増やすことと、すぐ読めるように項目を絞ることは、どちらも情報を届ける工夫です。NET-COMICの新刊案内は、その両方を別の画面で試みていました。同じ本の情報が、読む状況に応じて違う入口を持っていたのです。
