本文にある言葉を探す入口
ページサーチは、検索ロボットが登録されたサイトを巡り、ページの内容をデータベースへ取り込む仕組みとつながっていました。結果画面には検索文字を指定する欄があり、そこからページを探す構成でした。
カテゴリーサーチがジャンルの枝や短い紹介を入口にするのに対し、ページサーチは本文の言葉も手掛かりにします。何となく分野を眺めたいときと、探したい語があるときとでは、使いやすい入口が異なります。
現在のこのページには検索欄や検索結果の一覧はありません。当時の画面にあった表示件数と並べ方を、読むための仕組みとして紹介しています。
表示件数は10、20、50、100
結果の表示件数には、10、20、50、100という選択肢がありました。見つかったページの総数そのものを変える設定ではなく、画面にどれだけ並べて読むかを選ぶための項目です。
件数が少ない表示では、画面のまとまりを短くできます。多く表示すれば、まとめて眺められる一方で、下まで読む長さが増えます。選択肢があることで、読み手は自分の探し方に合わせて一覧の長さを変えられる構成でした。
表示件数の数字と、検索に当たった件数も区別する必要があります。100件を選べることは、必ず100件が見つかるという意味ではありません。画面の設定と、条件に合うデータの量は別のものです。
スコア順と、更新日付順
並べ方には「スコア」「更新日付(新しい順)」「更新日付(古い順)」がありました。スコアは検索結果の順序を示す指標として使われていましたが、画面の案内だけで計算の詳細まではわかりません。特定の語が何回出ると何点になる、といった仕組みを補って説明することはできません。
更新日付の順序を選ぶと、検索した語との関係だけではなく、日付を軸に結果を読めます。新しいものから確かめる見方と、古いものからさかのぼり方を考える見方が、選択肢として分かれていました。
ただし、更新日付は、記事の中で話題になっている出来事の日付と同じとは限りません。結果を並べるための日付と、本文を読むときの時点を分けることが必要です。新しい順の先頭にあることだけで、その内容がいちばん詳しい、または正確だとは判断できません。
結果の手前に、巡回の範囲がある
結果画面が探せるのは、検索用のデータに取り込まれていた範囲です。NET-COMICのロボットは、ネットワークの負荷を軽減するために5階層までを対象にすると説明していました。深いところにあるページは、その範囲から外れる場合がありました。
したがって、結果に出ないことだけで、関連するページがどこにもないとはいえません。登録、巡回、取り込み、表示という段階のうち、どこまでが対象になっているかが、結果の読み方に関わります。
ロボット型検索についてでは、本文まで探せる利点と、結果が多くなりすぎる欠点を扱っています。robots.txtの説明には、巡回される側が意思を伝える方法もあります。結果の一覧の後ろには、こうした収集の範囲と約束がありました。
並べ替えは、探す目的に合わせるため
目的のページを見つけるには、検索の語だけでなく、結果を見る順序も関わります。広く眺めるのか、新しい更新を確かめるのか、前からあるページを読みたいのか。同じ材料でも、入口を変えると読み進め方が変わります。
新刊検索は本の情報を日付や名前から整理し、ページサーチはウェブページを言葉から探すものでした。NET-COMICは、探す対象ごとに異なる整理の方法を持っていました。画面の選択肢は、その違いを読む手掛かりになります。
